FEATURE特集

IoT機器・クルマでつくる
モビリティ社会は
CASE” にあり

100年に一度の大変革の時代に突入している自動車業界。
C(コネクティッド)、A(自動化)、S(シェアリング)、E(電動化)といった
「CASE」という新しい領域で技術革新が進み、
クルマの概念は大きく変わろうとしています。
トヨタはモビリティにまつわるさまざまなサービスを
変化し続ける社会に提供する「モビリティカンパニー」として
「未来のモビリティ社会」の創造を進めていきます。

CASE。それは、ITに携わるエンジニアにとって、このうえなく刺激的な世界。
あなたが、そんな世界を創造する仲間になってくれることを、
私たちは楽しみにしています。

モビリティ社会で
実現できることとは?

ライドシェアサービス 自動運転 オペレーションサービス
  • 得たデータを活用し
    さらなる安全・快適さを想像する

    Connectedコネクティッド

  • 自動的に乗員を
    目的地まで誘導する

    Autonomous自動運転

  • 新しい活用方法を想像し
    新たなサービスを提供する

    Sharedシェアリング

  • 動力源を電気にして
    より環境にやさしい社会をつくる

    Electric電動化

  • 世界中の情報を集積

    トヨタのクルマは世界中の方々に愛用されています。IoTの技術を活用すれば世界中の情報を大量に、かつリアルタイムで集積し、それらを活用することが可能になります。

  • 命を守るIoT

    世界中で集められたデータは、リアルタイムで分析されて、より安全・安心・快適なモビリティサービスの実現に活用していくことができます。

  • IoT = ソフト × ハード

    年々、クルマには新しい付加価値が誕生しています。クルマはソフト×ハードの融合によってはじめてIoT機器となり、様々なサービスが創造できるようになります。世界初のサービスをゼロからつくるチャンスがあります。

IoTとは?

「Internet of Things」の略で、ネットにつながる「モノ」が
使われるときに生成する「コト」のデータを活用することです。

CASE

未来のクルマとモビリティ社会の創造においてキーポイントとなる4つの分野を総称したキーワードです。クルマとデータセンターをつないで情報を分析し、最適なサービスを提供するConnected(コネクティッド)。ドライバーの補助を要することなく自動的に目的地まで導く自動運転を示すAutonomous(自動化)。時代に合うライドシェアサービスの創造を意味するShared(シェアリング)。100%、電気を動力源とする電気自動車の創造と普及を指すElectric(電動化)。モビリティカンパニーへの変革を目指すトヨタにとって、CASEにまつわる開発は重要な意味を持っています。

Connected

人とクルマを、
相思相愛に。

今までにはないより快適で楽しいカーライフを創造するため。そして、ひとつでも多くの命を守り、さらなる安全・安心をドライバーに届けるため。走行スピード、位置、ガソリンの残量、エンジンオイルの状態、ドライバーのコンディションなど、あらゆる情報にもとづくサービスを創造し、提供していきます。エアバッグが作動したとき、どうすれば最短の時間で緊急車両がドライバーのもとに到着できるか。運転中にふと浮かんだ「ラーメンを食べたい」という想いにどう応えるか。見ず知らずの地でも、安全で快適なドライブをどう実現するか。クルマと人の新しい関係を模索し、創造し、幸福に貢献する挑戦でもあるのです。

前職は、世界でも指折りの規模を誇る家電メーカーのソフトウェア開発。活躍の場をトヨタに移してコネクティッド技術の開発に携わっていると「どの業界よりも先を行くテクノロジーの創造に挑んでいる」と感じるときが多々あります。それほど、ITエンジニアにとってコネクティッドは先進的かつ刺激的な領域なのです。

Autonomous

全自動に、
エモーションを。

ドライバーがハンドルを握らなくても。アクセルとブレーキを踏まなくても。さらに言えば、前を向かずに同乗者とパーティーをしていても。クルマが道路の状況を把握し、最適なアクセルワーク、絶妙なブレーキワーク、快適なハンドリングなどを通じて自動的に目的地まで到達するシステムです。しかし、ただ導くだけでは味気がありません。やっぱりドライブは楽しいものでなければ。ドライバーと同乗者にどこまで気持ちよさと感動をもたらすことができるか。クルマづくりに全身全霊を捧げてきたからこそできる、トヨタ流の自動運転を追求していきます。

Shared

これがあると
いいよねを、社会の隅々に。

各国の自動車メーカーが挑む無人タクシーの開発はひとつの例。これまでにはないライドシェアとサービスの在り方を創造すると、きっと社会はもっと楽しく、快適になるはず。私たちトヨタも「移動式の映画館をつくることはできないだろうか」「自宅の目の前に到着するレストランがあるといいのでは」など、さまざまな未来を描いています。そのなかで実現している例を挙げるとするならば、2015年に愛知県豊田市、フランスのグルノーブル市と協働で開発・導入したシェアリングサービス「Ha:mo」。2019年には「Ha:mo RIDE(ハーモ ライド)」の走行データを活用した実証実験を豊田市内で実施しました。子どもの頃にマンガで見てワクワクした未来の社会に、一歩ずつ近づいています。

Electric

環境と人に、
もっとやさしく。

電動化の目的は、まず、環境にやさしいクルマづくり。トヨタは今、新車から排出される走行時のCO2排出量を、2010年から2050年までに90%削減する目標を掲げています。現在、想定を大幅に上回るペースで進んでいます。海外でも、2020年に中国を皮切りに自社開発の量産型EVを本格導入する予定です。
もうひとつの目的が、新しい領域におけるモビリティの創造と浸透です。「家の近くにあるスーパーまで行こうかな」というご高齢の方の移動をサポートするために。免許を取って間もない方の「街中で運転するのが怖い」という不安を取り除くことができるように。何も、4輪にこだわる必要はありません。歩行領域を網羅するEV車両もアリ。3輪型EVもおおいにアリです。もしかしたら、家の外だけでなく、家の中にもモビリティの価値を創造できるかもしれません。

CASEのこれから

「トヨタ流のCASE」をどう実現するかが重要なテーマになるでしょう。たとえばコネクティッドについても、24時間365日、サービスセンターとつながることで常に安全・安心を提供できる「T-Connect」はその一例です。さらに安全で快適なサービスを創造するためには、プラットフォーマーと呼ばれる企業とのタイアップをはじめ、これまでにないつながりを構築し、手を取り合うことが求められるでしょう。だからこそ今、トヨタはIT業界の出身者を積極的にお迎えしているのです。老若男女にとって生活の必需品となっているクルマをどう進化させるか。その一挙手一投足に、社会は大きく変化し、進化していくことでしょう。

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